草間彌生美術館で 「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」 を観ました
草間彌生美術館は入場が日時指定の完全予約・定員制でなかなか機会がなかったのですが運よくチケットを取れたので観てきました
幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限
1959年に発表した、始まりも終わりもなく、ただ網目が反復する絵画シリーズ「無限の網」は、抽象表現主義が隆盛するニューヨーク・アート界でその独自性が高く評価され、草間は前衛芸術家としてのキャリアを彼の地で華々しくスタートさせます。
本展では、「無限の網」シリーズの初期作品および当時の制作の様子がわかる写真・資料と最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に展覧。無限の反復により、時空を超越し永遠に生きる創作を試みる作家の多様な創作の軌跡をご紹介します。
永遠の希求から制作された、初公開となる梯子のインスタレーションや、コズミックな色彩に彩られ、無限で未知なる宇宙を想起させる日本初公開のステンレス製かぼちゃ立体作品もあわせて展示し、謎に満ちた永遠で無限の広がりを持つ作品世界へと誘います。
入場時にはシールを手渡され目立つ位置に貼ることと撮影可能な階など館内の簡単な説明が行われました。「日本語分かるか?」的なことも言われました。実際海外の方は多く人気の高さがうかがえました。
トイレはエレベーターと同様に四方が鏡張りで赤い水玉に埋め尽くされています。ただ小さく数は少なめです。館内は一方通行で階段は上がりのみ、下りはエレベーターを利用します。
1F エントランス / ショップ
商品数はやや少なく感じました。 LAMMFROMM HINKA RINKA 銀座店や六本木ヒルズ アート&デザインストアの方が多いと思います。
2F ギャラリー
「無限の網」や当時の制作の様子が展示されていました。撮影禁止でした。当たり前といえばまあそうなのですがこの網目手書きなんだと思うと気が遠くなりそうでした。
3F ギャラリー
大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」から21点が展示。撮影禁止でした。
4F ギャラリー
インスタレーション作品「天国への梯子」
電飾の梯子は色が赤・黄・青に変化し上下が鏡でずっと続いているように見えます。本展のために制作したそうです。
5F 屋上ギャラリー / 資料室
日本初公開の「PUMPKIN」
私は写真に写り込むのが苦手で、ただこの作品は鑑賞者が写り込むことによる世界の広がりを表現しているらしいです。
草間彌生さんの著書や取材を受けた雑誌などを閲覧できるスペースもありました 。
美術館の規模は小さめで作品数は多くはないのですが館内は混雑しておらずゆっくり観ることができ楽しめました。